アメリカ時間2026年4月18日(日本時間4月19日)、ラスベガスでレッスルマニア42が開催された。
その日のメインイベントは、WWEのエースであり統一王者であるコーディ・ローデスと、長年苦楽を共にしてきた親友でありライバルでもあるランディ・オートンの一戦だった。
ここ数週間、本性をむき出しにしたオートンはコーディに激しい暴行を加え、そこにパット・マカフィーも加わり、激しい愛憎に満ちた抗争が繰り広げられていた。
コーディより先に入場したのは、オートンでもコーディでもなくマカフィーだった。
マカフィーは観客からブーイングを浴びると、中指を立てて挑発しながら入場する。
続いて登場したのはオートン。
毒蛇がエントランスに巻き付く映像演出の中、その口から這い出るように姿を現した。
近年は明るいキャラクターへと変化していたオートンだが、この日は打って変わり、冷酷な表情で無言のままリングへ向かう。
それこそが、彼の本来の姿だった。
オートンがリングに入ると、続いてコーディが登場。
過去に使用してきたリングコスチュームのマネキンを並べ、20年以上にわたる自身のキャリアを背負って、この一戦に臨む覚悟を示した。
会場にはコーディの家族も姿を見せていた。
そしてコーディがリングインし、試合開始かと思われたその瞬間、マカフィーがコーディの頭部をマイクで殴打するという不意打ちが発生。
オートンとマカフィーは二人がかりでコーディを滅多打ちにするが、コーディは立ち上がり反撃。
オートンを排除すると、マカフィーにクロスローズを叩き込み、リング外へ投げ飛ばして激しい攻撃を加えた。
そこへ歌手のジェリー・ロールが介入。
マカフィーを実況テーブルに乗せると、そのまま巨大なスプラッシュを炸裂させ、完全に戦闘不能へと追い込んだ。
担架で運ばれたマカフィーは、そのまま退場となる。
ここでようやく試合が開始された。
試合が始まると、コーディが終始オートンを圧倒。
事前情報で背中を痛めていたオートンは、苦しい展開を強いられる。
やがてオートンは流血。
あまりに一方的な展開に、観客はコーディではなくオートンへと声援を送るようになった。
コーディは試合中盤、オートンの得意技であるエレベイテッドDDTを敢行。掟破りの一手で会場をどよめかせる。
さらにレフェリーの目を盗み、サミングを仕掛けるなど、ヒールを思わせるラフファイトも見せた。
一方のオートンは反撃を試み、RKOを放つも、レフェリーのチャールズ・ロビンソンに誤爆。
ロビンソンはその場で失神してしまう。
レフェリー不在の中、オートンはローブローを狙うが失敗。
逆に自らがローブローを受け、悶絶する形となった。
その隙を突きコーディはコーディ・カッターを狙うが、オートンが電光石火のRKOで迎撃。
ついに形勢が逆転する。
すると、先ほど退場したはずのマカフィーがレフェリー姿で再登場。
カウントを取るも、コーディは執念でカウント2でキックアウト。
オートンは呆れたように笑うと、「もう用済みだ」と言わんばかりにマカフィーへRKOを叩き込み、完全に排除した。
その隙に復活したコーディは、オートンへクロスローズを炸裂。
気を取り戻したロビンソンがカウントを数え、3カウントが成立した。
試合はコーディの勝利で決着。WWE統一王座は防衛された。
コーディも流血する壮絶な一戦となり、まさに“血まみれの勝利”であった。
しかし、試合後も事態は終わらない。
立ち上がったオートンは、ベルトでコーディの額を打ち抜き、さらに最凶の必殺技・パントキックを炸裂させる。
コーディはパントキックを前に悶絶し、轟沈!
果たして、この抗争はこれで終わりなのか。
二人の因縁は、まだ終わりを迎えていないようだ!