アメリカ時間4月19日、ラスベガスで開催されたレッスルマニア42 DAY2。
この大会のメインイベントで、ローマン・レインズはCMパンクと激闘を展開。因縁の天敵であったパンクを流血に追い込み、スピアーを叩き込んで勝利した。
その結果、レインズはパンクを下し、世界ヘビー級王座を獲得することとなった。
そして4月20日。
ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催された、レッスルマニア翌日のRAWにレインズが登場。
レインズの傍らには、かつての子分であったサモア人兄弟、ウーソズの二人が並んでいた。
ウーソズは入場前、バックステージでレインズと再会し、彼の誘いを受けて共に入場することとなった。
変更された入場曲も相まって、その光景はかつてレインズが率いていたユニット「ブラッドライン」の復活を思わせるものだった。
レインズは上機嫌の様子でウーソズとともにリングインし、世界ヘビー級王座のベルトを高々と掲げた。
「今日はシンプルにやるつもりだった。だがさっき従兄弟のウーソズたちと会って、家族と話すことが大事だと感じた。だからもう一度やりたいと思ったんだ。分裂したままじゃ弱いだろ!俺たちは強くなる必要がある!団結、それこそが力だ!俺たちが強くなかったから、CMパンクみたいなやつがこの団体で力を持ったんだ!あの90年代のラッパー野郎なんかがデカい顔しやがって!」
試合に勝利してもなお、パンクへの怒りは収まらない様子のレインズ。
ウーソズの二人は「ローマン、お前は永遠に俺たちの部族長だ!」と迎え入れ、長年のわだかまりを乗り越え和解を宣言した。
ここにブラッドライン再結成かと思われた――その瞬間、スマックダウン所属のジェイコブ・ファトゥが乱入した。
レインズたちはジェイコブを拒むことなく受け入れる。彼もまたローマンの従兄弟であり、血縁的にはブラッドラインの一員であるともいえる。
しかし、かつてはローマンたちとは対立していたこともあった。
そんなジェイコブの乱入に対して、レインズは怒るわけでもなく、自信満々に語りかける余裕の表情をみせて問い詰める。
「去年の夏以来だな。ここに来たってことは、俺を承認しに来たのか?」
しかしジェイコブは即座に否定した。
「違うぜ!」
レインズはベルトを掲げながら問いかける。
「じゃあ、このベルトが欲しいのか?」
ジェイコブは力強く言い放った。
「違う!欲しいんじゃねえ、必要なんだ!部族長になるためじゃない。権力なんて興味ねえ!だが、お前のすべてが欲しいんだ!デカい車もロレックスも置いていけや!あとな、豪邸もよこせ!子供たちのために新しい家が必要なんだ!家族のためなら何だってやる!お前を倒すことだってな!バックラッシュで俺とやれ!」
その熱意に、レインズは思わず考え込む。
「そうか、俺のすべてが欲しいってわけか。だが、そのベルトの重さにお前がふさわしいかは分からない。お前なら俺に勝てるかもしれん。だが負けるかもしれないぞ。負けたらどうする?俺を承認するのか?」
正論を突きつけるレインズに対し、ジェイコブは不満げな表情で睨み返す。
「来週のRAWで答えを出す。また来週会おうぜ、我が従兄弟のジェイコブ。」
レインズはその場で回答を出すことはなかった。
現時点では、次期挑戦者は未定である。
一部では、WWE上層部であるTKO Group Holdingsが、ブロック・レスナーを倒したオバ・フェミを対戦相手として検討しているとの噂もある。
というのも、レッスルマニア後の公式配信「WrestleMania 42 Sunday Post-Show」において、レインズがオバ・フェミに対し、宣戦布告とも取れる発言を残していたからだ。
さらに別の噂では、かつての宿敵セス・ロリンズを下した、かつてインぺリウムを率いていたリングジェネラルにして皇帝・グンターの名も挙がっている。
グンターもオバもどちらも、今後のWWEにおけるメインの選手になることは間違いないだろう。
しかし、それとも果たして、このままサモアの人狼・ジェイコブ・ファトゥがローマンの対戦相手となるのだろうか。
いずれにせよ、ローマンの決断で、世界ヘビー級王座の対戦相手は決まるようである!