WWEスーパースターのアレイスター・ブラックが、「The Babyfaces Podcast」でWWE王座への思いと、自分がチャンピオンになった時のビジョンを語った。アレイスター・ブラックにとってWWE王座は、ただのタイトルではなく、「ある意味、評価が遅れてきたことへの認識」であり、自身のキャリアがようやく報われた象徴になると語っている。ここ10年のWWE王者たちとは“全く違うタイプのチャンピオン”になる自信も見せており、その発言からも強い自負と覚悟がうかがえる。
アレイスター・ブラックが描くのは、従来のベビーフェイス/ヒール像に収まらない、“歪でダークでシニカル”な世界王者像である。自分が持ち込む「美学」や「世界の見方」が、タイトルの意味をガラッと変えると考えており、キャラクターの内面で回っているナラティブ(物語)が、そのまま王座ストーリーに直結するタイプだと語っている。ベルトはレスラーが求めるすべての象徴だと認めつつも、アレイスター・ブラックというキャラクターには常にシニシズムがあり、ときに“第四の壁”をまたぐメタな視点すら持ち込むことで、王座そのものの見え方を「まったく違うもの」にしてみせる、とかなり攻めたビジョンを打ち出している。
要するに、アレイスター・ブラックは「王者になること」よりも、「自分が王者になった時、そのベルトと物語をどう再定義するか」にこだわっているタイプのレスラーであると言える。これは、“強いから王者”ではなく、“物語を変えるから王者”という、現代WWE的なチャンピオン像のど真ん中でもある。あとは、クリエイティブがどこまでこのダークヒーローの世界観を押し出してくれるかだろう。
黒衣のストライカー、アレイスター・ブラックがWWE王座戦線のど真ん中に立った時、ベルトはただの金ピカの象徴じゃなく、“世界観を揺さぶるトリガー”に変わるはずだ。いつスイッチが入ってもおかしくないこの爆弾キャラ、準備はとっくに整っていると言っていい。あとはWWEのゴングが鳴るのを待つだけだ! アレイスター・ブラックが王座戦線をダークに塗り替えるその日を、しっかり見届けよう!!