元WWEライターのニック・マンフレディーニがレスリングポッドキャストで語った、ウィンダム・ロタンダ(ブレイ・ワイアット)の“WWE外プロジェクト”構想が改めて話題となっている。マンフレディーニとロタンダはWWEでのユニークなクリエイティブ活動を、常に“新しいエンターテインメントへとつなげるための踏み台”と考えていたという。ロタンダは生前からレスリング以外のテレビシリーズに積極的に取り組みたい思いを持っており、2023年6月には実際にアイデア作りや具体的な開発会議まで進行していたことが明かされた。
マンフレディーニによれば、ロタンダから「テレビ番組用に色々な企画を作りたい」と熱烈に相談があり、猛烈な情熱で準備を進めていたという。しかし、その矢先にロタンダは36歳の若さで急逝し、プロジェクトは中断となった。マンフレディーニは「使われないアイデアが忌まわしいほど大量に眠っている。このままロタンダの遺産が消えていくのは絶対に避けたい」と語り、その“遺産”を何らかの形でプロレスファンや家族と共有できる方法を模索していると語った。
既にWWE時代からブレイ・ワイアットは「ワイアットファミリー」「ザ・フィーンド」等、プロレスの枠を越えた唯一無二の世界観で世界中のファンを魅了してきた。彼が生み出した“使われなかった構想”は、一人の天才の夢の欠片であり、ファンもその続編を今なお渇望している。
マンフレディーニは、「彼の全てを自分ひとりで進めるつもりはない」と強調し、ロタンダ家や関係者と協力の道を探っている。将来的には、その隠された夢やアイデアが新たな作品として世に出る日が来るかもしれない。
ウィンダム・ロタンダ――生涯クリエーター、プロレスの枠を越えたイマジネーター。惜しまれつつも夢を託された“未公開エピソード”は、きっとまたどこかで命を吹き返すはずだ!プロレス界とエンタメ界が彼の遺志と共に、次なる奇跡を期待せずにはいられない!