AEWの聖地、セントルイスのチャイフェッツ・アリーナで行われた「WrestleDream 2025」。そのメインを飾ったのは、ジョン・モクスリー対ダービー・アリンの“I Quitマッチ”だった。数カ月におよぶ抗争の決着戦として組まれたこの一戦は、両者の狂気と覚悟がぶつかり合う壮絶な死闘となった。
試合は序盤からジョン・モクスリーが圧倒。ベルトでの鞭打ちや、アリンの指に串を突き刺す残虐攻撃で会場を戦慄させる。一方、ダービー・アリンもトップロープ越しにチョーク攻撃を仕掛け、さらにはライターオイルまで使用して暴走。リングはまさに地獄絵図と化した。試合終盤、デスライダーズの面々が介入してモクスリーを援護、アリンを水槽で溺れさせようとするという狂気の展開に――。その瞬間、場内が暗転。ライトが戻ると、そこには“アイコン”スティングの姿が!
スティングは愛用のバットでモクスリーをチョークし、デスライダーズたちを次々撃破。そして静かにバットをアリンに手渡し、リングを去る。そこからアリンの逆襲が始まった。バットでモクスリーを打ち据え、スコーピオン・デスドロップ、コフィン・ドロップ、最後はスコーピオン・デスロック!かつての“狂犬”ジョン・モクスリーがついに「I Quit」を叫び、ギブアップする衝撃の結末となった。
スティングの魂を受け継いだ若き戦士ダービー・アリンの勝利は、AEWの新時代到来を告げる一撃となったと言える。狂気にも似た執念、痛みを恐れぬ戦い、そして伝説との邂逅――この夜、アリンは「不屈の象徴」として完全に覚醒したのだ。
血と汗と涙の物語はまだ終わらない!ジョン・モクスリーの復讐劇、そしてスティングの遺志を背負ったダービー・アリンの未来――次なる章を見逃すな!AEWの夜明けは、再び彼らの血で染まる!