WWE殿堂入りスーパースター、ロブ・ヴァン・ダム(RVD)が、プロレス史のレジェンドであるアルティメット・ウォリアーの2008年最後の復帰戦に向けてトレーニングしたという驚きの裏話を明かしてくれた!RVDによれば、この機会は共通の友人であり当時ドキュメンタリーを撮っていたアンドリュー・マーチンの働きかけで実現。10年間リングから遠ざかっていたアルティメット・ウォリアーが、スペインでのオーランド・ジョーダン戦のためにRVDに助けを求めてきたというわけだ。
この特別な一日は、ほとんどがRVD式のストレッチトレーニングで占められた。1時間にも及ぶ本格ストレッチに苦戦するウォリアーの姿は、思わずプロレスファンならニヤリとしてしまう名場面。しかも、現場ではRVDがアルティメット・ウォリアーそっくりのモノマネを本人の目の前で堂々披露!「今ここで君のマネをやるから、途中で乱入してくれ!」なんてやりとりも、まさにプロレスならではの和気あいあいとした空気だったようだ。
正式な技術伝承というより、“受け身を取ってみてほしい”“ロープワークを数回やってくれ”といった本当にワンデー限定の特訓だったが、RVD自身の番組「RVD TV」用にもしっかり収録。その映像は今やプロレスファンの間で伝説になっている。スペインでのオーランド・ジョーダンとの一戦は、アルティメット・ウォリアーの本当に“最後の試合”。彼は2014年、WWE殿堂入りの数日後にこの世を去った。
かつて誰よりもリング上で暴れ回ったアルティメット・ウォリアーと、抜群の運動神経で観客を魅了したロブ・ヴァン・ダム――世代もスタイルも異なる二大スターの交錯は、まさに一夜限りの奇跡!それでも、この短い交流から伝わるリスペクトとプロレス愛の熱量は本物だ。レジェンドの魂を受け継ぎ、今をときめくレスラーたちがこれからどんなバトンを繋いでくれるのか…ファンとしてはワクワクが止まらない!
ありがとうRVD、ありがとうアルティメット・ウォリアー!真のプロレスラーは、時間や世代を超えてリングに熱を宿し続ける!次なるレジェンド誕生の瞬間、その目で見届けようじゃないか!