現在、RAWにてオバ・フェミと新旧モンスター対決を行っているブロック・レスナー。
そんなレスナーは「Spittin’ Chiclets」というポッドキャスト番組に出演し、現在のレスラーと自身が在籍していた時代のレスラーの違い、さらにバックステージの変化についてその心境を明かした。
番組内でMCから「今のプロレスと昔のプロレスは環境は変わったのか?」という質問がされると、レスナーは少し寂しげに語った。
「俺はシューターで、アマチュアレスリング経験者だった。実績も豊富だったんだ。でも、もちろんベテラン選手たちから指導・試練も受けた。下積み時代はそれなりの苦労をして、尊敬を勝ち取らなければならなかったんだ。でも、今は明らかに違う。物事はずっと軟弱になった。」
レスナーによると、かつてのWWEやプロレス界では、後輩が先輩に対して敬意を示す必要があったという。
もともとアマチュアレスリングの世界でも活躍していたレスナーは、そうした上下関係も乗り越え現在に至っている。
しかし現在では、そういった厳しさや“野蛮さ”は失われつつあるようだ。
かつてのレスラーは酒とポーカーを愛する荒くれものだった、しかし現在のレスラーはビデオゲームとアニメ・漫画・アクションフィギュアを愛するナードたちが主流となっている。
さらにレスナーはこう語る。
「もうバカげた裁判なんてなくなった。それに、今じゃ俺がベテランの側になっているしな。」
この“バカげた裁判”とは、かつてWWEのバックステージに存在していた独自の文化である。アンダーテイカーが裁判長として君臨し、レスラー同士のトラブルを仲裁していたといわれている。
ちなみに、こういったプロレス裁判で有罪になると、何らかの制裁が加えられたといわれている。
この文化を始めたのは、WWEでゼブ・コルターとして活躍していたダッチ・マンテルとされており、マンテルの友人だったブルーザー・ブロディの刺殺事件の影響を受け、バックステージの治安維持を目的に生まれたとされている。
現在ではこうした文化は消滅しており、多くのレスラーがその変化を語っている。
時代の変化とともにプロレスも変わり、レスラーの気質もまた変化していく。
果たして10年後、プロレス界はどのような姿になっているのだろうか。未来はまだ見通せない!