【WWE】WWEによるAAA買収でエル・イホ・デル・ビキンゴがWWEと直接契約を締結!

2025年4月のレッスルマニア41週末に発表されたWWEによるAAA買収は、単なる団体買収にとどまらない戦略的な動きであることが明らかになった 。TKOグループ・ホールディングス傘下のWWEがメキシコの名門団体AAAの議決権51%を取得し、残り49%はメキシコのスポーツ・エンターテインメント企業Fillipが保有するという所有構造である 。この買収は2025年第3四半期に完了する予定で、ペーニャ=ロルダン一族も引き続きビジネス運営に関与することで、伝統とWWEリソースの融合が実現する形となっている 。

そんな中、最も注目すべきはエル・イホ・デル・ビキンゴの契約形態である 。PWInsider Eliteのマイク・ジョンソンによる報告によれば、AAA所属選手の大半がFillipと直接契約を結んでいるのに対し、ビキンゴだけはWWE本体との直接契約を勝ち取っているのだ 。これは買収発表前の2025年5月頃からビキンゴがWWEにとって最優先の獲得選手の一人とされていたことを裏付けるものであり、彼の特別な価値を物語っている 。

この契約形態の違いはブッキング面にも如実に表れている。買収後の2025年6月7日、ロサンゼルスのキア・フォーラムで開催された「ワールズ・コライド」では、エル・イホ・デル・ビキンゴがチャド・ゲーブルを相手にAAAメガ王座防衛戦を行った 。試合ではビキンゴが得意の空中殺法を次々と繰り出し、ロープ上を歩いてリング外のゲーブルに630スプラッシュを叩き込むなど、圧巻のパフォーマンスを披露 。激しい攻防の末、見事王座防衛に成功している 。

そして2026年1月17日放送のAAA TVでは、エル・イホ・デル・ビキンゴが再びAAAメガ王座の第一挑戦者に名乗りを上げた 。この試合ではエル・グランデ・アメリカーノを破り、現王者ドミニク・ミステリオへの挑戦権を獲得 。オモスのサポートもあったとはいえ、WWE新体制下でのストーリーラインにおいても中心的な存在として位置付けられていることが明白である 。

WWE直接契約というビキンゴの”特別待遇”は、彼のルチャリブレとしての実力が世界最高峰のエンターテインメント企業に認められた証だ。団体の枠を超えてメキシコと北米を行き来し、両方の文化や演出スタイルを融合させる彼の活躍こそ、まさにプロレスの新時代を象徴している。ドミニク・ミステリオとの因縁がどう展開するのか、そしてWWEメインロスターへの本格参戦はあるのか――ビキンゴの快進撃から目が離せない!

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