新生AEW女子世界王者クリス・スタットランダーの快進撃が止まらない!「All Out」PPV大会で“タイムレス”トニー・ストームからピンフォールを奪い、さらにジェイミー・ヘイター、テクラも巻き込んだ4WAY戦線を制し、念願のベルト初戴冠。しかも試合後には女子全選手にオープンチャレンジを宣言、タイトル戦線の扉を大きく開いた形となった。
そして9月23日、トニー・カーン社長がSNSで早くも初防衛戦の相手・白川未奈を発表。「トニー・ストームのリベンジに燃える姿勢」と「直近の連勝」を評価し、初挑戦権を授与する格好だ。スタットランダーは長年AEWに“ホームグロウン”として在籍、複数回の長期膝負傷によるブランクを経てTBS王座も獲得。幾多の挫折とリハビリを乗り越え、ついに頂点へとわき進んできた。「戴冠=ゴール」ではなく、「新たな挑戦の始まり」を自ら演出した姿に拍手喝采である。
今週のDynamiteでは他にも、ドン・キャリス・ファミリー(竹下幸之介、エヒセロ、オカダ・カズチカ)がマーク・ブリスコ、ホログラム&“ミステリアス”パートナー(復帰の噂高まるオレンジ・キャシディ)と6人タッグで激突するカードも決定。さらにトニー・カーン本人が“重大発表”を予定しており、女子戦線にとどまらずAEW全体で大きな節目が訪れそうな予感だ。
クリス・スタットランダーの最大の武器は、試練を糧に甦る“諦めない魂”。誰よりも苦いブランクを味わってきたからこそ、リング上の一瞬一瞬、そしてファンへの感謝が身体中にあふれている。満を持しての世界王者戴冠から、いよいよ本物の防衛ロードが始まる――白川未奈の大逆転も見逃せないが、“ホームグロウンの象徴”スタットランダーが女子戦線の“本物のエース”へと駆け上がる瞬間を心から楽しみに待ちたい!新時代AEW、女子戦線の台風の目はこの2人から誕生する!