WWE女子レスラーのパイパー・ニブンが負傷による長期欠場となり、その詳細・重症度・復帰時期いずれも明かされていない状況だ。2025年8月22日放送のスマックダウンでシャーロット・フレアーに勝利を収めたのを最後に、テレビ登場もパタリと途絶えた。
スコットランド出身のパイパー・ニブンは2017年のメイ・ヤング・クラシックでWWEシーンに登場し、NXT UKを経て2021年本隊昇格。昇格当初は「ドゥードロップ」名義でエヴァ・マリーとタッグを組み、後に本来のリングネームに戻った。現在はチェルシー・グリーンと「The Secret Hervice」（シークレット・ハービス）を結成。2023年8月にグリーンのパートナーだったソーニャ・デヴィルがACL断裂で王座返上した際、自らパートナーに志願して即新王者となった。その後もグリーンと組み、コミカルかつ強力な存在感を誇った。
最近ではユニットとして現WWE女子タッグ王者シャーロット・フレアー＆アレクサ・ブリスと抗争を展開。ニブン不在となった翌週のスマックダウンではグリーンがアルバ・ファイアーを代理に立てて挑戦したものの、王座取り返しは果たせず。グリーンはSNSでも「パートナー“Slaygent P”が極秘任務で不在、代役募集中」と逆手に取った投稿で盛り上げつつ、ファンの不安にユーモラスに応じている。
実はニブンはこれまでもベル麻痺など体調不良で一時休養した経験があるが、今回もその戦線離脱がストーリーのみならずユニット全体の流れにも大きな影響を及ぼしている。グリーンの「タッグの要」として、パワーとユーモア、リング内外での華を兼ね備えた貴重な存在感は健在だっただけに、欠場は大きな痛手と言えるだろう。
ただしパイパー・ニブンは心身ともにタフなWWE女子部門の中でも屈指のファイター。ファンは一刻も早い元気な姿での復帰を待ち続けている。The Secret Herviceの爆裂復活、そして再びタッグ王者の頂点へ――パイパー・ニブンの帰還に大きな期待を込めて、今は回復を心から祈りたい！