フランス・パリのアコー・アリーナで開催されたWWEクラッシュ・イン・パリ プレミアム・ライブイベント――世界ヘビー級王者セス・ロリンズ、ジェイ・ウーソ、LAナイト、そしてCMパンクが激突した4WAY戦は、とにかく波乱万丈の乱戦となった!序盤からCMパンクがジェイ・ウーソを場外に蹴り出し、LAナイトとリング上で激しく打ち合い、その隙を突いてセス・ロリンズが2人まとめて薙ぎ倒す。ベビーフェイス陣営は、お約束のテーブルを場外に設置し、どこから飛び出すか分からない状況。ジェイ・ウーソのスーパーキックから始まり、LAナイトのラリアット、パンクのGTS(Go To Sleep)、セスのペディグリーと、必殺技が次々と炸裂!
LAナイトが観客から大歓声を浴びながら攻撃を畳みかけ、トップロープからエルボードロップ、さらには実況席テーブルめがけてのダイブまで披露。しかし、セス・ロリンズの巧みなカウンターが光り、ジェイ・ウーソへのペディグリー、パンクへのストンプ連発で試合を支配。パンクも負けじとGTSで逆襲し、場外テーブルめがけて豪快に落とされる場面も。
終盤は、ロープ際からの連続攻撃、イスを使った激しい応酬が続き、どのレスラーが勝ってもおかしくない大混戦。「勝負の女神」が微笑んだのは、セス・ロリンズだ。CMパンクが2発目のGTSにいこうとした瞬間、WWE女子の顔ベッキー・リンチがまさかの介入!ローブロー(急所攻撃)でパンクの動きを止め、そこへセス・ロリンズがストンプで完全決着。ドラマと意外性が凝縮されたフィニッシュとなった。
スター全員が持ち味と個性を全開に魅せたこの試合――チャンピオンのセス・ロリンズは防衛に成功し、王者としての貫禄をさらに高めたといえるだろう!CMパンクも強烈なインパクトを残しつつ、不運にも流れはつかめず。LAナイト、ジェイ・ウーソも持ち味全開で観客を熱狂させた。次なる大激突の予感十分、この4人の闘いはまだまだ終わらない!波乱と感動、裏切りと一発逆転が絡み合うWWEの4WAY戦線――さらなる熱いバトルに期待しかない!