カリオン・クロスが沈黙を破った。アリエル・ヘルワニとのインタビューの中で、WWEとの契約が8月10日付で正式に満了したことを自ら明かしたのだ。今回はリング上のキャラクターではなく、完全に“素”の状態での本音トーク。ファンにとっても非常に貴重な証言となった。
クロスによれば、新契約のオファーが届いたのは契約終了を目前にした先週。その提示額を見たクロスは、ただ合意するのではなく、「どうやってこの評価額に至ったのか」という詳細な根拠や数値データを求めた。ところが会社は情報提供を拒否し、代わりに「24時間以内に返答しなければオファーを撤回する」と通告。翌日改めて確認しても資料は提示されず、「判断材料がない以上、決められない。話し合いは続けたい」と返答したが、結果としてオファーは撤回されてしまったという。
それでもクロスは「交渉の席を離れたわけではない。妻のスカーレットと共にWWEで働き続けたい」と明言。スカーレットへの契約オファーはまだだが、まずクロス本人の契約を優先していたことも明らかになった。現状は膠着しているが、決して関係が完全に断たれたわけではない。
誠実に条件や評価の根拠を求めるクロスの姿勢は、プロとしての矜持そのものだ。そして同時に、団体への愛情も隠さない。ファンとしては、この交渉が再び動き出し、“ドゥームズデイ”の異名を持つ男がリングに帰還する瞬間を心待ちにしている。契約交渉すら一つのドラマに変えてしまうカリオン・クロス——次の一歩がサプライズの幕開けになるのか!?この物語、まだまだ目が離せない!