CMパンクはTNAのリングに上がる寸前だった――そして今、その交渉の立役者がその顛末を語る。
元TNAレスリング社長のスコット・ダモールは、2023年にAEWを退団したCMパンクをTNAに迎え入れようと真剣に交渉していたことを認めた。契約は成立しなかったものの、ダモールは水面下でのパンクの交渉の進め方を称賛した。
「AEWとの関係が悪化した後、フィルをTNAに引き入れようとしたことは、秘密ではなかった」とダモールはコメント。
「実現の可能性は低いことは分かっていたし、彼には長い間経験していなかった小規模なアリーナでの活躍をお願いすることになるだろうとも分かっていた。彼は話を聞いてくれ、興味を持ってくれた。彼は一度もTNAのビッグネームとして活躍したことはなく、私たち皆がプロレスラーに望むような振る舞いをしていた」と回顧。
両者は、パンクの故郷シカゴで開催された「バウンド・フォー・グローリー2023」の頃に真剣な話し合いを行った。当時、パンクが出演するかもしれないという噂が飛び交っていた。結局、彼は番組には出演しなかったが、その後すぐにTNAの収録に参加。そしてついに、パンクは「サバイバー・シリーズ2024」でWWEに復帰し、世界に衝撃を与えた。彼の次なる動きをめぐる長年の憶測に終止符が打たれたのだ。
ダモールは恨みを抱いておらず、「最終的に彼はWWEに戻った。もちろん、彼が属するべき場所だ」と述べています。
この発言は、ムースが今年初めにTNAが実際にパンクとのタイトルマッチを計画していたと明かしたことと重なる。実現には至らなかったが、明らかにその一歩手前まで来ていた。最終的に、CMパンクはWWEに復帰し、レスリング界に衝撃を与え、数カ月にわたる憶測に終止符を打った。
CMパンクの知名度と実力であれば、TNAでも活躍はできただろう。そんな雄姿も見たかったかもしれない。