トリプルHがボーンヤード・マッチが生まれた裏側を語る

トリプルHは今週コーリー・グレイブスのポッドキャスト『After The Bell』にゲストとして出演しました。

今年のレッスルマニアではアンダーテイカー対AJスタイルズのボーンヤード・マッチが行われましたが、これは通常の試合とは異なり、映画のような作りになっていました。

トリプルHはボーンヤード・マッチが行われることになった背景について語っています。

「レッスルマニアは事前に撮影されたから、多くのことが同時に行われていた。NXTの収録が終わったとき、私がビンスのところに行ってこう言ったんだ。『みんなが違う方向に行かないように、私が主導権を握って実行するのが一番良いと思う。それで私が実行するべきものに何があると思う?』するとビンスは『ボーンヤード・マッチだ』って言ったんだ。だから私は、『わかった、いいね。それでボーンヤード・マッチって何?』って聞いたんだ。でも彼は、『わからないよ。墓場の中でやるんだ。広大な原っぱに何もないところが墓地になっているんだ』って言った。そこで私が『だからどうしたいんだい?』って聞いても、彼は『わからないけど、良いものにして欲しい』と言っていた。『それを撮影して欲しいのか?』って私が聞くと、彼は『ああ、頼むよ』って言っていたよ」

「いつだったか忘れたけど、マイケル・ヘイズと現地に向かったんだ。オーランドから30~40マイル行った人里離れたところに、1エーカーの土地があった。私は冗談だろって思ったね。マイケルもこれはムリだと言っていた。マイケルはここでは難しいから、すぐにビンスに連絡して、スタジオでやるか別の場所を探さないと撮影はムリだと言ったんだ。でも私が『マイケル、ここでやるしかない。これが今の自分たちの手札なんだ』って伝えたんだよ」

トリプルHはその後いくつかのアイデアをまとめたものの、問題はレッスルマニア撮影中だったために、カメラの使用が限られていたことだと語ります。

その厳しい制約の中から生まれたのが、映画のように撮影することだと語りました。

「私はその後ビンスのところに行って、コンセプトとアイデアを彼に伝えたんだ。彼は『良いね、最高だよ』って言っていた。でも問題は1台のカメラしか使えないことだ。彼はそれでは撮影がムリだと言っていた。私もそれは理解していて、それについての解決策があると言ったんだ。誰も賛成してくれないと思ったけど、解決策はNXTデジタルチームとジェレミー・ボラッシュを使うことだった。別のフォーマットだね」

「彼らと一緒に撮影して、映画のようなスタイルでやろう。そして何台ものカメラを持ってくれば一度に全部撮影することができるって私は言ったんだ。今回は別のフォーマットとして映画のように撮ることを提案した。これで何か特別なものが作れると信じていたが、他のほとんどの人たちは反対していたと思うよ。でもビンスが『選択肢がないから仕方がない。それでやろう』って言ったんだ」

トリプルHは撮影に関わった全員が成し遂げた仕事を誇りに思っていると語りました。

「それを撮影したチームを誇りに思っているよ。彼らはこのチャンスに興奮していたが、それはかなりのプレッシャーだった。いろいろなものを撮影して、カメラに映っている映像を全て確認することになるが、最終的には編集にかかっている。テレビスタジオに戻ってからはスタッフが魔法をかけてくれたよ。彼らは必要なことを全て成し遂げてくれた。チームワークの賜物だよ。何よりもまずテイカー、AJ、ギャローズ、アンダーソンの素晴らしいパフォーマンスのおかげだが、セットを作ってくれたチームのおかげでもあるね」

 

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