トリプルHが手術をした当時を振り返る

昨年心臓の手術を受けて以降、表舞台に登場していないトリプルHですが、『ESPN』のインタビューで選手として復帰しないことを明らかにしました。

さらにトリプルHは入院した当時のことを振り返り、死ぬことまで意識したと語っています。

「ウイルス性の肺炎にかかったんだ。肺が炎症を起こしていた。それから数日経って家に帰るとますます悪化し、妻は私がせき込んで血を出している姿を見ていたんだ。そして検査を受けたら、肺炎はウイルス性のものだったが肺水腫になっていたよ。心臓周りにも液体成分があった。それで経過観察になったんだ」

「心電図やエコーなどの検査を行ったが、基本的に心臓のポンプ作用は55〜65%の駆出率があれば良いとされている。ところが私の場合は30%だった。そしてすぐに荷物をまとめて緊急治療室に来るようメールが届いたんだ。そして緊急治療室に着いたときには駆出率が22%まで下がっていた。つまり心不全だったんだ。翌朝、正確にはその日の夜に判明したのだが、MRI検査を行って心臓カテーテル法を行おうとしたときには、駆出率が12%まで下がっていた。急降下したことで、家族や将来のためにどうするか考えなければいけないところまできていたんだ」

「私たちには15歳、13歳、11歳になる3人の娘がいる。突然私は家に帰った。いつも強い父親である私が少し体調を崩してしまっただけで突然入院してしまったが、彼女たちがその結果を理解していたかどうかはわからない。目が覚めるのかと思うこともあるし、受け入れ難いことだよ。人生について色々考えさせられる。やりたいことへの意欲が薄れることはないが、今あるもの、つまり家族や友人に感謝するようになったのは確かだよ」

 

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