ブロック・レスナーが引退を考えていたと明かす

ブロック・レスナーは『Newsday』とのインタビューで様々な話題について語っています。

その中でレスナーは、若い選手に指導したりアドバイスしたりする気があるのかと聞かれ、次のように語っています。

「長年にわたってそうしてきたよ。この人いいなとか、この人嫌いだなとか、もし目に留まる人がいればその人にアプローチしている。会場では親しみやすいように自分をさらけ出すんだよ。それが俺という人間だ。おそらくみんな俺と会話するのは難しいんだろうけどね」

レスナーは若い選手が成功するために必要なことについて言及しています。

「最近の若い子たちはテクノロジーによって欲しいものが全て手に入っている状態に慣れ切っているところがある。努力や倫理観がもはやどこにあるのかわからないね。やりたいなら自分から積極的に行動する必要がある。気概がいる。もし成功したいのなら、何か違うことをしなければならない。この仕事はリングに上がって技ができればいいというものではないんだ。だからそれがあるかないかだね。もしそうでなければただの中堅レスラー、インディレスラー、インターネットレスラーになってしまう。そしてネット上のファンと戯れるだけになってしまうよ」

「彼らがその気になれば、あらゆる種類の言い訳を考え出すことができる。それは簡単なことだ。しかし自分で何とかする必要がある。みんな乗り越えたヤツや成功したヤツを叩きたいんだ。それがわからないから彼らはいつも影響力を抑えたがっている。俺は誰にでも勝てる。45歳になっても同じように見られるのは気分がいい。手切れ金をもらう代わりに、怠け者は卒業して自分の力で何かを成し遂げるんだ」

またレスナーは40歳になったら引退するつもりだったとし、2020年に実際に引退したと語りました。

「若い頃は40歳になったら引退したいと思っていたよ。COVIDが広がり、2020年に契約が終了したときに引退したんだ。ブロック・レスナーのストーリーは元に戻ってしまった。初めてプロレスの試合をしたのはミネソタで人のいないガレージだった。その20年後に無観客の倉庫で行われたレッスルマニアでWWEタイトルマッチを行ったんだ。20年で一周して元に戻ってしまった。それでもうやめだって思ったんだ」

レッスルマニア36で敗れて以降、登場機会のなかったレスナーでしたが、その後は昨年のサマースラムに登場し、クラウン・ジュエルで復帰しています。

 

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