WWEサンダードームに対するケビン・ダンのコメント

WWEはこれまで行ってきたパフォーマンスセンターでの収録から、アムウェイセンターに移動することを正式に発表しました。

当面はアムウェイセンターに留まることになり、RAW、Smack Down、ペイパービューはここで行われることになります。

WWEバイスプレジデントのケビン・ダンは、『Sports Illustrated』のインタビューで新しくお披露目となるWWEサンダードームについて語りました。

アムウェイセンターをWWE仕様に変更することで、今後はWWEサンダードームと呼び名で使用されることになります。

「人々はWWEについて、たいていはスペクタクルなものであると考えるが、パフォーマンスセンターではスペクタクルなことが不可能だった。アムウェイセンターに移動し、サンダードームをお披露目することで機会は無限に広がることになる」

ケビン・ダンによると、地味な演出しかできなかったパフォーマンスセンターと比べて、サンダードームでは様々な演出が可能となります。

「私たちは現在他の方法では決してできないようなものを作ることができるようになった。アリーナにドローンを飛ばしたり、アムウェイセンターの内側に屋根を設置して、屋根の上からのコンテンツの投影もできるようになった。だからドリュー・マッキンタイアのようなビッグスターがリングに登場したら、レーザー、パイロ、スモーク、建物の上部と床からの投影によってアリーナ全体が彼のコンテンツへと変わることになる。それはビッグで美しい入場であり、レッスルマニアよりも素晴らしいものになるだろう」

サンダードームで期待されているものの一つにバーチャル観客があります。すでにNBAなどで行われていますが、単なるディスプレイだけでなく、観客がその場にいるようにリアルに再現しているとケビン・ダンは語ります。

「NBAで行われているように、私たちはバーチャル観客を導入しているが、アリーナの雰囲気もまた作っているんだ。フラットなボードではなく、観客が何列も並んでいるようなものだよ。約1000ものLEDボードがあり、WWEで見慣れているようなアリーナを再現することができるんだ。その雰囲気はパフォーマンスセンターとは全く違うものになるだろう。これでレッスルマニアレベルのものが作れそうだし、それこそ観客が私たちに期待していることだ。また野球と同じようにアリーナの音声を放送に入れる予定だが、バーチャル観客の声をミックスして放送することになる。ファンがチャントを始めるとそれが聞こえてくるだろう」

「金曜日のSmack Downからスタートするが、2日間のテストがあるし、必死に練習をしてから本番を迎えることになる。特定の入場が好きな人なら立ち上がってベビーフェイスを応援するだろう。しかしブレイ・ワイアットのような個性的な選手なら、アムウェイセンター全体が一つの大きなフィーンドの雰囲気になる。これはスポーツとは異なるもので、重要なキャラクターを比類なきものに表現できる機会でもある。世界中で自宅から観ている人だけでなく、参加している人にとっても素晴らしいものになるだろう」

観客がいつ会場に入れるかについてはまだ不透明な状況となっていますが、ケビン・ダンは年内までしばらく留まる可能性があると言及しています。

「何も縛られてはいないよ。私たちはライブイベントに復帰したいと思っている。ファンに多くを頼っているからね。アムウェイセンターにいる人たちと一緒に仕事をするのは素晴らしいし、それが続く限りここに留まることを楽しみにしているよ」

ケビン・ダンはこれまでのパフォーマンスセンターで行われてきたものに不満があったとし、サンダードームでは満足のいくものが作れるようになると語っています。

「ファンが私たちと一緒に行動を共にしてくれていることにとても感謝している。それは厳しいものだった。ショーは私たちが望むようなものではなかったし、それを言わないのはウソになる。ファンのことが恋しいんだ。ファンがショーを作ってくれているからね。彼らがいない状況は本当に挑戦的なことだった。だからサンダードームに1000人の観客で埋め尽くされるのが待ち遠しいね。観ている人も参加している人も本当に楽しめると思うし、WWEが戻ってきたんだって言ってもらえると思うよ」

 

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