ジョン・シナが良いレスラーとは何かについて語る

ジョン・シナは今週のSmack Downに登場する前、コーリー・グレイブスのポッドキャスト『After The Bell』で様々な話題について語りました。

そこでシナは現在のプロレスの状況が変化していることを認めながら、若い選手たちにアドバイスをしました。

「全ての選手たちへのメッセージがある。失敗を恐れない勇気を持つんだ。広い心を持って耳を澄ませて、観客を楽しませることだ。それがパフォーマンスを復活させる一つの方法だと思う。ここには欠点があって、手術のようではないことだ。気難しいものではなく、複雑なものでもないし、観客はそれを楽しんでいることを示している。だからもう一度言うが、自分は時代遅れの人間として話しているけど、現在の状況についてはそのような認識を持っている」

「ソーシャルメディアは注意を引き続けることが難しい。私たちは最高のものを求めているし、今すぐにでも欲しいと思っている。しかも完璧に見えるようなものでも、一歩外れているものは欲しいと思わない。独特な需要があるのは理解しているが、他のスキルを持っているなら害はない。ローマンは完全にそうする能力がある。セス・ロリンズもできると思うし、私はそういった方法で多くの選手とプロレスをしてきたから、彼ならできると思っているよ」

シナはレッスルマニア18で行われたハルクホーガン対ザ・ロックがお気に入りの試合だと明らかにし、それを引き合いに出しながら彼は素晴らしい選手とはどういうものかについて語っています。

「自分が今までで一番好きな試合はホーガン対ザ・ロックだ。彼らはただお互いに視線をぶつけ合っていただけだが素晴らしかったし、みんなすごい興奮しただろう。君たちは隣にいるヤツを揺さぶるんだ。観客席の隣にいるヤツに『これがどれほどすごいか君は理解していないんだろう』って言う。すると『わからないよ。だってただ2人の男がお互いににらみ合っているだけじゃないか』と話す。でも魔法をかけているのは歓声であり観客だ。観客が盛り上げてくれているんだ」

「どんなスポーツイベントでも、もしサッカーの試合にチャンネルを合わせたときに、ただのサッカーの試合なのに観客が大熱狂していたら何が起こったのかって思うだろう?道を散歩しているときのことを考えてみて欲しい。もし道で30人くらいの人だかりがあって、みんなが騒いでいたら、何も気にせず素通りはしないだろう。何が起きているのか確認するはずだ」

「つまりリング上で何をしていようと、お互いに視線をぶつけているだけでも、観客が興奮しているなら、それは良いレスラーであるということだ。良いスポーツエンターテイナーだと言えるね。なぜなら彼らが興味を持つストーリーを伝えることで、彼らを熱狂させる気持ちにしたからだ。彼らは感じるし、そして彼らが感じているときには小さなことや微妙な差異など全てがパワフルなものになるんだ」

 

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